こんにちは。
乳房マッサージ専門「葉っぱ助産院」院長の山田葉子です🍃
前回は研修中に震災によって研修がストップし、ボランティアに行くことにしたことを書きました。
阪神淡路大震災の時の後悔が残っていた私は、やっと震災ボランティアに参加できました。
市の社会福祉協議会(社協)というところが受付会場となり、朝集まったボランティアたちを各地域に割り振りしていました。
どんな仕事をやったかというと、ショベル(大きいスコップ)による道路の泥掻きでした。というのも、道路の至るところが液状化現象で泥水に埋まっており、車も車庫から出せない状態でした。
1グループ10人くらいで一斉に一方のサイドから掻きだしていき、道路がやっと顔を出してきました。
こんな地味~な作業の繰り返しでした。
10人いても、1時間でやっと細い道路の地肌が見えたような感じ。
ここ最近、毎年のように大雨被害で日本各地の家が泥水浸しになっていますが、それを片付けるのはかなりの労力と時間がかかることがわかります。
社協のボランティアは、必ず一定時間ごとに休憩を取り、危険な仕事は絶対にさせず、労働時間も数時間で終了でした。
こうして3日間連続でボランティアに行きました。
だんだんボランティア志願者も増えてきていたことも実感していました。
そして4日目。
社協では毎朝当日のボランティア登録をしてから仕事を割り振られるのですが、その日も朝同じように到着したのに、なんもう当日の応募が締め切られていました(><)
え~っっっっっ、こんなに早く?!
社協は地域の人達からの要請に応じてボランティアを派遣していたのですが、どんどん増えるボランティア志願者に対し、要請の数とスタッフの人数が不足していました。そりゃこんな初めての経験、無理もない話です。
けれど、やる気満々で出掛けていった私としては不満です。
そこで、同じように志願に来てあぶれてしまった人たちと声を掛け合って、自分たちで独自に繰り出すことにしました。
私が3日間で行った地域の中の1つの場所に行ってみました。
個人で泥掻きをしている人を見つけては、手伝いますよ、と声を掛け、多少お手伝いをしました。
数時間後、一緒に行った人たちが帰り、私は1人になりました。
でも、私はまだまだ不満でした。
もっときっと困ってる人たちがいるはず!!
そう思い、今度は違う場所に行ってみたところ、道路の泥水具合がハンパない地域がありました。一軒家が多く、自分たちである程度片付けている家もあるものの、震災後数日経っているのに、いまだに道路に水が流れているような状態。
何軒か片付け最中のお宅があり、声を掛けて手伝いを申し出たものの、私1人の力なんてたかが知れてます。その時に1人の人が教えてくれました。
「この地域の自治体がそこの公民館でボランティア募集してると思うから、行ってみたら?」
これが私のその後の研修生活を一変させることになりました。
公民館に到着すると、自治会の人たちによる災害対策本部が立ち上がっていました。年配女性がトップで指揮をとり、社協から派遣されたボランティアを動かし、さらに自分たちでも各家庭の片付けを手伝っていました。
私はボランティアに来たので何か手伝えることはないか、と尋ねました。すると、言われたのは、「もっと沢山のボランティアの人たちが欲しいです」と。
たしかに、10人がかりでやっとこさ道路が1つきれいになるくらいです。もっとまとまった人数が欲しいのは明らかです。
ということは、私がやることは、自分が1人泥掻きに動くことではありませんでした。年配者の多いここの自治体では、もっと他に必要とされている、私がもっと助けられるかもしれないことがありました。
それは「SNSでの情報発信」です。
昔海外にいた時に、SNSを通じて人を集めたことがあったので、何となくやり方もわかるし、「SNSでここの自治体に来てくれるボランティアを募集してみます!!!」とお伝えしました。
帰宅後早速SNSでトピを立て、募集をかけてみたところ、すぐに反応がありました。そして、こんな書き込みもされました。
『ここの自治体ではボランティア保険加入がなく(社協では当日その場でできる)、無保険の状態でボランティアをすることになっているが、非常に危険ではないか?未成年も参加する可能性がある中、良くないのではないか?』
たしかに仰る通りです。
自治体の方も、保険加入がないことを懸念していましたが、それを承知で来てくれる人を募集することにしていたのです。
その投稿の後、なんと私のトピック炎上しました!!!
そうだそうだ、無保険なんてけしからん!
危ないじゃないか!!
そうしたコメントでごった返しました。
皆さんならこんな時どうします?
私は一旦一部削除したのですが、でももう止まらないので、1人ずつコメントに返信していきました。
「そうですね、仰る通りです。そんなところまで考えが及ばず、募集をかけてしまいました。申し訳ありません。」
とにかく絶対に人を攻撃する言葉だけは書かないように努め、平身低頭相手のコメントを受け入れる形で返信していったところ、今度は逆に応援コメントが出始めました。
「別にこの人は悪いことをしようとしてるわけじゃない。この町を愛して、何とかしようとしてる、それだけじゃん」と。
この炎上は数日続いたのですが、私がSNSで募集をかけ始めて以降、保険がなくてもぼちぼちボランティア志願者が集まるようになりました。炎上のお陰で沢山の人の目にとまったのです。
さらに数日後、こんなメッセージが届きました。
「初めまして。私はスポーツチームのキャプテンをしている者です。トピック拝見しました。今度クラブのメンバーを大勢引き連れてボランティアに伺いたいと思います。」
この一通のメッセージが、私のその後の研修生活をぐっと楽しいものにしてくれました。
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